突然ですが、「お風呂の温度設定」何℃にしていますか?
『男は黙って、熱湯風呂じゃー!!』
なんて、思ったあなた。
いえいえ、健康のためには、「ぬるめのお湯で半身浴」が
おすすめなんですよ。
『そんな、女々しいこと言ってられるかー!』
・・・というご意見もあるとは思いますが、最近では男性の間でも半身浴をするという方が増えてきているんです。
その理由はズバリ、「健康にいいから」です。
仕事にプライベートにと忙しいデキる男性は、健康第一。
明日もバリバリと働くために、
あなたも半身浴に挑戦してみてはいかがですか?
騙されたと思って、少しの間だけ試してみてください。
きっと、三日後、一週間後、一ヵ月後、そして一年後には意外や意外、
半身浴にドハマリしているかもしれませんよ。
半身浴とは
半身浴とは、肩までお湯に浸かるのではなく、
みぞおちくらいまでのお湯に20分以上の比較的長めの時間、
しっかり浸かる入浴法です。
お湯の温度は38~40℃までの少しぬるめに設定します。
体を芯から温めて血行を良くし、女性特有のトラブル緩和にも
効果があると言われており、習慣的に行なっている方も多いです。
最近では、男性でも冷え症に悩んでいる方が増え、健康志向や美容意識が
高まっていることもあって男女に関わらず半身浴に注目が集まっています。
前回の記事で半身浴の詳しい手順や、美容効果についてご紹介していますので、詳しくは前回の記事「女性の方にはとっても大切な入浴タイム。美容に効果的な半身浴のすすめ。」をご覧ください。
半身浴で得られる健康効果
前回の記事では美容に関する効果を中心にお伝えしましたが、それだけではなく多くの健康効果も得られます。
半身浴を始める男性が増えているのも、効果を知ればお分かりいただけるのではないでしょうか。
ここでは、半身浴で得られる健康効果を簡単にご紹介します。
効果1:メタボ対策
半身浴ではゆっくりと体を温めて血行を促進し、代謝アップさせる効果があります。
半身浴は直接ダイエットにはつながらないと言われていますが、脂肪を溜めにくい体へと体質を改善できることから、間接的にはダイエットやメタボ対策に効果があるといえるでしょう。
また、メタボ気味の方の中には高血圧で悩んでいる方も多いかと思いますが、半身浴は下半身を中心に温めるので心臓に負担がかからず、高血圧の方でも長時間の入浴が可能です。
効果2:ストレス解消・疲労回復
不眠不休で働く内臓は知らず知らずのうちに疲れが溜まっています。
内蔵が疲れると免疫力が下がり風邪や体の不調を引き起こしやすくなります。
半身浴で筋肉のコリがほぐれると、血流が改善し、血液にのって酸素や栄養が行き渡り、溜まった老廃物もスムーズに流れるようになり、体の内外の疲労回復や免疫力アップが期待できます。
また、体を温めることで副交感神経の機能を高め、リラックス効果があがり、ストレス解消にも繋がります。
効果3:加齢臭対策
加齢臭は、毛穴に溜まった皮脂が食生活や生活習慣の乱れから酸化し、老廃物となって蓄積されたり雑菌が繁殖することが主な原因です。
半身浴で体を温めると毛穴が開き、中に溜まった皮脂や汚れを落としやすくなるため、老廃物や雑菌の繁殖を防ぎます。
習慣的に半身浴を行うことで汗腺の機能が高まり、普段から老廃物を溜めない体質へと改善することができます。
何故「ぬるま湯」がいいのか
半身浴は38~40℃のややぬるめのお湯で行うこととされていますが、「体を温めるなら熱いお湯でも問題ないのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
ここではなぜぬるま湯がよいのか、熱いお湯による危険性をご紹介します。
過剰な発汗作用で血液が濃くなる
熱いお湯で入浴すると、利尿ホルモンの分泌が増え、脱水症状を起こしやすくなるだけでなく、過剰な発汗作用によって血液の濃度が高くなり、ドロドロ血になる危険性があります。
血圧が上がり、心筋梗塞や脳卒中の原因となる血栓を引き起こしやすくなります。
高温ではヒートショックが起きやすい
脱衣所の気温が下がる冬の時期は特にヒートショックが起きやすくなっています。
血管が収縮しているところから急に熱いお湯に浸かると一気に血管が広がって、短時間に血圧が上下すると心臓に過度な負担がかかり、死亡事故に繋がることもあります。
熱いお湯での入浴はよく注意しておかなければ深刻な事故を引き起こしてしまうことがあります。
これらの危険性を回避するためにも、ゆっくりと時間をかけて体を温める半身浴を強くおすすめします。
半身浴の時間をもっと快適に過ごす方法
半身浴の効果や高温浴の危険性についてお分かりいただけたかと思いますが、長時間お風呂で過ごす事に不満を感じている方もいるかもしれません。
半身浴の時間を快適に過ごすにはどうすればよいでしょうか。
不満1:半身浴の時間がもったいない
ぬるめのお湯でゆっくりと体を温めるという性質上、半身浴には時間がかかります。
せっかちな方ですと、この時間がもったいないと感じてしまうかもしれません。
半身浴の時間を有意義に過ごせる方法を少しご紹介します。
・テレビや映画、音楽を楽しむ
防水のテレビや厳重にビニールをかぶせたスマホなどを持ち込んで、お風呂の中でテレビや映画、音楽を楽しんでいる方は多いようです。
撮り溜めているドラマがある場合は、時間もちょうど良さそうですね。
くれぐれも、夢中になってのぼせないように注意してください。
・読書で情報収集、自己啓発の時間に充てる
余談になりますが、読書量と年収が比例するといわれていることをご存知ですか?
実際のデータで、年収1500万円以上の方は月に4冊以上の本を読み、富裕層の88%は一日に最低30分は読書の時間を確保しているそうです。
通勤中は混んでいて本が読めないという方は、入浴の時間を有効に使ってみてはいかがでしょうか。
・瞑想する
湯船に浸かっている間は、頭を真っ白にして何も考えないというのもおすすめです。
半身浴の時間がもったいないと感じる方は、普段からも時間に追われ、頭をフル回転させて過ごしているのではないでしょうか?
一度にたくさんのことを考えすぎると、整理できずに混乱したり、過度のストレスや疲れを感じて効率が落ちることもあります。
入浴中は「リラックスする」ことだけに集中して、何も考えない瞑想の時間に使うことで、脳がリフレッシュして仕事の効率アップも図れるかもしれません。
不満2:浴室環境の不満
「浴槽が狭い、圧迫感がある」「お湯がすぐ冷めて長く浸かっていられない」等、浴室環境に不満があってなかなか半身浴を習慣付けられない場合は、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
リフォームをするには少なからず費用がかかってしまいますが、あなた自身、そしてご家族が毎日健康に、快適に過ごすための投資として考えれば、決して高い買い物ではありません。
毎日たった1時間だったとしても、長い目で見ると何百時間、何千時間という時間を過ごすことになり、また、この毎日の1時間によって得られる肉体的・精神的なメリットは計り知れません。
浴室は体や心の疲れを癒し、翌日の活力を蓄えるために重要な空間ですから、より快適であるに越したことはありませんよね。
まとめ
半身浴の健康効果や、
より効率的で快適に過ごせる半身浴の方法をご紹介しました。
いまや、半身浴は女性だけのものではありません。
日々、仕事に精が出せるのは、心と体の健康があってのこと。
温かいお風呂で体を休めて、お子さんのため、奥さんのため、
そしてあなた自身のためにバリバリと仕事に励みましょう。
浴室環境に不満があるなら、是非ご相談ください。
より快適に過ごせるよう、誠心誠意ご提案させていただきます。
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