浄水器のビルトインと後付けは何が違う?知っておきたい5つの違いを解説


これから浄水器の導入を考えている方が気になるのは浄水器の種類です。たくさんの浄水器の中でも大きく分けると、ビルトイン型と後付け型あります。今回は、これから導入する方のために2つのタイプの違いをまとめてみました。

浄水器はビルトインと後付けでどう違う?

浄水器を導入する際に重要なのがキッチンの環境です。浄水器は工事が必要なビルトインと工事不要な後付けに分かれます。特に、ビルトインは大規模な工事が必要なので、利用できるキッチンが異なります。

ビルトインと後付け、どちらが適しているか知りたい場合は、2つの違いを確認しておきましょう。これらの違いを知っておけば、迷わずビルトインまたは後付けで浄水器を導入できます。

浄水器のビルトインと後付けの違いを徹底解説

それでは、浄水器のビルトインと後付けにおける5つの違いをみていきましょう。どれも重要な違いなので導入前に知っておくと役に立ちます。また同時に、現在のキッチン環境ではどちらが適しているのかも確認してください。

違い① シンク周り

ビルトイン:シンク下に取り付けるのでシンク周りがスッキリする

後付け:シンク周りに取り付けるのでシンク下がスッキリする

ビルトインは、シンクの下に取り付けるのでシンク周りが開放的になります。その代わり、導入時にはキッチンの天板を工事するため初期費用が高いです。また、シンク下に十分なスペースがない場合は工事できないので、後付けでの導入になってしまいます。

一方、後付けはシンク周りに取り付けるため、若干シンク周りのスペースが削られます。ただし、一体型の場合は蛇口の仕様が変わるだけなので、そこまでスペースは取られません。そして、シンク下は何もしなくてもいいので、スペースを自由に使えます。

違い② カートリッジ

ビルトイン:大容量カートリッジなので年一回程度の取替え

後付け:少量のカートリッジなので4カ月に一回程度の取替え

ビルトインは、シンク下に大きなスペースを作って取り付けます。そのため、必然的にカートリッジの大きさもでかくなり、年1回程度の取替えで十分効果を発揮してくれます。

一方、後付けはビルトインほどのスペースを取らないため、どうしてもカートリッジが小さくなるのが欠点です。浄水機能を維持するためには製品にもよりますが、4カ月に1回程度の取替えが必要となり、割と手間がかかります。

違い③ 浄水性能

ビルトイン:製品によるが約10種類以上の物質を除去してくれる

後付け:製品によるが約10種類以下の物質を除去してくれる

ビルトインはカートリッジが大きいため浄水性能も高いです。約10種類以上の物質を除去してくれるので、それだけ安心して利用できます。

一方、後付けは製品によりますが、10種類以下の物質を除去してくれるものが多いです。どうしてもカートリッジの大きさによって、浄水性能が下がってしまいます。ただ、頻繁にカートリッジを交換するため、常に清潔の状態を保てるのは大きなメリットです。

違い④ コスト

ビルトイン:初期費用が高い、導入後のコストは低い

後付け:初期費用が安い、導入後のコストは高い

ビルトインは、導入する際に工事を行うため初期費用が高いです。工事する業者にもよりますが、数万円以上の出費は覚悟しておきましょう。ただし、導入後は年1回のカートリッジ交換で済むためコストは安いです。ちなみにカートリッジの価格は1万円から2万円程度となっています。

一方、後付けは工事の必要がないので初期費用は安いです。ただし、導入後は4カ月に1回の交換となるためコストがかかります。もし、後付けで導入するならカートリッジのまとめ買いが必須です。カートリッジの価格は3,000円から5,000円程度となっています。

違い⑤ 故障時

ビルトイン:同様の製品を導入するためコストがかかる

後付け:一体型以外はそこまでコストがかからない

ビルトインは、製品によって設置する型が違うため、故障時は同じメーカーのものを導入する必要があります。再度、工事費がかかるので故障時のコストは高めです。

一方、後付けは一体型以外は工事が必要ないので、故障時のコストもそこまでかかりません。ただし、設置するメーカーによっては高額になるケースも多いので、故障時にいくらかかるか導入前に調べておきましょう。

浄水器のビルトインと後付けの違いわかったら導入しよう!

ビルトイン:シンク下にスペースがあり余裕がある方はビルトインがおすすめ!

後付け:賃貸などで工事が難しい、そこまでコストをかけたくない方は後付けがおすすめ!

ここまで浄水器のビルトインと後付けの違いを紹介しました。基本的に持ち家でキッチン周りの環境や経済的に余裕がある方は、ランニングコストの安く性能の高いビルトインがおすすめです。

一方、賃貸などで工事ができない、まず浄水器がどういったものか知りたい方は後付けを導入しましょう。初期費用もかからない上に、カートリッジのコストも長く使わないなら安いです。

浄水器選びは難しいですが、自宅の状況とビルトイン、後付けの違いが分かれば選びやすいので、ぜひ本記事を参考に選んでみてください。