先日の記事「お風呂掃除はここに注意!汚れやすい場所と汚れるお風呂の特徴」では、お風呂の中で特に汚れやすい場所や特徴をご紹介しました。
今回は、「お風呂掃除のときについつい見落としがちな場所」にフォーカスを当ててご紹介します。
前回の記事を参考にお風呂掃除をすると、パッと見は「綺麗なお風呂」になっているだろうと思います。
しかし、よくよく見てみると、細かいところは汚れがびっしり・・・ということも!
前回に引き続き、汚れる原因や特徴もご紹介しますので、ご自宅のお風呂があてはまっていないか是非チェックしてみてください!
鏡
浴室の鏡の汚れは、水垢や石鹸カスなどの汚れが蓄積されたり、黒カビが主な原因です。
汚れがひどくなると見た目に汚れが目立つだけでなく、鏡が常に曇ったようになって使いにくくもなるため、そのような劣化を防ぐためにもお手入れは重要です。
<汚れやすい鏡の特徴>
・水が乾きにくい
水垢汚れは、シャワーなどの水道水の水滴が蒸発する時にカルシウムなどの成分だけがその場に残り、それらが蓄積されたものです。
水気が残るほど汚れがつきやすくなるので、はっ水加工や曇り止めが施されておらず、鏡についた水滴が乾きにくい鏡は汚れやすいです。
・よく曇る
お風呂の時、鏡の曇りをシャワーで消していませんか?実はこれは水垢の原因になる水滴をたくさんつけてしまうNGな方法です。
・大きい鏡
面積が大きいとその分水気も残りやすくなる上、掃除も大変になるので大きい鏡ほど汚れがつきやすいです。
<簡単な対処法>
・お風呂のあとは水気を拭き取る
お風呂のあと、乾いたタオルで鏡についた水滴を拭き取ると汚れ予防に効果的です。洗い立てのタオルがいちばんですが、体を拭いた後のタオルでもいいので習慣化してみてください。
・汚れを溜めない
水垢や石鹸カス汚れは放置するほど頑固になるので、早めの対策が大切です。クエン酸や重曹、新聞紙など数種類の掃除方法を組み合わせてなるべく早く汚れを落としましょう。
・はっ水加工、曇り止め対策をする
はっ水加工スプレーや曇り止め用フィルムなどで鏡に水滴が残りにくくなる工夫をするのもおすすめです。ホームセンターで揃う材料で簡単に対策できます。
壁
浴室の壁はいつものお手入れでは見落としがちですが、汚れたりくすんだりすると浴室全体の清潔感や明るさにも影響してくるので、とくにきれいを保ちたいポイントです。浴槽や床と同様で、入浴時に飛び散ってしまうシャワーの水滴による、水垢や石鹸カス汚れなどが主な原因となります。
<汚れやすい壁の特徴>
・水が乾きにくい素材
昔ながらのモルタルやタイルなどの素材は水気が取れにくく、その分水垢やカビなどが発生しやすい素材です。
・凹凸や傷がある
タイルの目地にはカビが生えやすいですし、モルタルや木材などは傷や亀裂が入った部分から水分が染み込み、黒カビなどの原因になります。
・ダークカラーの壁
ダークカラーの壁は、ホワイトやパステル系と比べて水垢が目立つため、より汚れているように見えてしまいます。
<簡単な対処法>
・使ったら熱いシャワーで洗い流す
汚れを定着させないために、浴槽や床と同じく入浴後に熱いシャワーで洗い流しましょう。
・水気を残さない
ワイパーで水分を落としたり、乾いたタオルで水分を拭き取ることも効果的な汚れ対策です。換気も行い、壁を早く乾かすようにします。
・頑固な汚れにはクエン酸や重曹スプレーのラップパック
バススポンジでこすってもとれない白っぽい輪状の水垢やザラザラした石鹸カス汚れは、その部分にクエン酸を水で薄めたものを霧吹きなどでふきつけ、キッチンペーパーをかぶせて数時間放置します。
クエン酸で効果がなければ、反対の性質をもつ重曹でもやってみましょう。
ただし同時使用は有毒ガスが発生するので厳禁です。クエン酸で試したあと、2、3日空けて重曹というふうに間隔をおいて使ってください。
ドアパッキンや通気口
ドアパッキンや通気口は浴室の中でも汚れやすいところで、悩まされている方も多いのではないでしょうか。
ほこり、石鹸カス、水垢や湯垢、カビなどあらゆる汚れが混じり合い、放置すると頑固な黒ずみ汚れになってしまいます。
家族の目にも入りやすい場所ですから、きれいな状態をキープしたいですね。
<汚れやすいドア付近の特徴>
・スライド式のドア
通気口のついたスライドドアのように、構造上、隙間やパッキンの部分などの凹凸が多いつくりになっていると、その部分に埃や水気がたまりやすく、汚れやすくもなってしまいます。
・24時間換気している
24時間換気システムで常に浴室を換気していると、埃が舞いやすく、通気口などに埃がたまります。
ですが、だからといって換気を止めるのは浴室の湿度が高くなりカビや水垢汚れがつきやすくなるためおすすめしません。
<簡単な対処法>
・お掃除シートで拭き掃除
通気口やドアパッキンは、フローリング用のお掃除シートでホコリを取りながら拭くのがおすすめです。
ウェットタイプを使ったら、仕上げに乾いた布で拭いてカビ対策を行いましょう。
・パッキンを交換する
頑固な黒カビは手を尽くしても完全に無くすのは難しいので、思い切って交換するのもひとつの方法です。
・予防にお金をかけるのもあり
汚れを溜めないように毎日お手入れしていても汚れやすい場所なので、防カビコーティングなど、多少お金をかけても予防対策をしっかりするといいです。その方が劣化を防ぎ、結果的に安く済む場合もあります。
浴室リフォームでお手入れを簡単に
鏡や壁、ドアパッキンや通気口は、意外と汚れやすい箇所です。
毎回の掃除で気にはするものの、素材や浴室環境によっては非常に汚れが付きやすく、こまめに掃除しないとなかなか綺麗に保てない場所でもあります。
ユニットバスやシステムバスは、汚れにくい素材が楽な素材が使われていることが多く、日々のお手入れや掃除の手間が少なくなるため大変おすすめです。
こびり付いた汚れやカビを落とすのに、毎回時間と労力を使っているご家庭は、浴室のリフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?
浴室のお掃除の際、何かお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください!
お手入れや掃除が楽になる、ピッタリの浴室をご提案をさせていただきます。
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