リフォームと言えばすぐ挙げられる水回りのリフォーム。
中でもトイレは、費用も比較的安く行うことができるため、便座から壁や床材など全体のリフォームをご検討される方が多くいらっしゃいます。
今回は、これからトイレのリフォームをご検討される方がより満足のいくリフォームが出来るよう、ポイントを押さえてご紹介します。
リフォームの目的と範囲を明確にする
キッチンや浴室と同様に毎日使うため、便座の故障以外にも「壁や床の劣化」「においがこもりやすい」など何かと不便なところがあると、リフォームを検討する方が多いようです。
より満足のいくリフォームを成功させる為にもまずはトイレのリフォームの目的から明確にしていきましょう。
よくあるトイレリフォームの目的として、水の流れが悪くなったというような「不具合や故障」、節水や掃除のし易さ、その他家族構成や生活環境の変化からバリアフリーにするといった「性能の向上や効率化」、パッキンや配管の交換のような「メンテナンス」と大きく3つが挙げられます。
それぞれの家庭で「なぜ、何の為にリフォームするのか」を明確にすると、スムーズなリフォーム計画が立てやすく、満足度もよりアップするでしょう。
次にどこまでの範囲をリフォームするか計画を立てます。
一言でトイレのリフォームと言っても便座から壁材、床材、ドアというようにさまざまな箇所のリフォームがあります。
リフォーム予算と相談しながら、優先順位やグレードを決めていきたいところです。
トイレは家族全員が毎日使う場所ですので、どこが気になるか皆さんで話し合って決めるのも良いですね。
リフォーム範囲を明確にすると、リフォーム箇所とそれ以外とのギャップをある程度前もって把握することができます。
「新しい所と古い所の差が激しくて見た目がアンバランス」といったリフォーム後の後悔を事前に回避できるメリットもあります。
全体のバランスを考える
トイレのリフォームで最も多いのは便座交換ですが、リフォーム箇所は他にもさまざまです。
便座を変えて節水や掃除のし易さ、見た目が良くなった点では満足するでしょう。
しかし、築年数が古いと床や壁も気になってくる方も多いかと思います。先ほども触れましたが、リフォーム箇所との激しいギャップは避けたいところです。
その他のリフォーム箇所として、「照明」「床や壁材」「トイレのドア」があります。
照明は明るさのバランスはもちろんのこと、便座を交換したのであれば、便座とのデザインのバランスも視野にいれておきたいです。
床のリフォームではクッションフロアへの交換、壁材では壁紙クロスの交換などが挙げられます。
全体のバランスと手入れのし易さなどの利便性も考えておきたいです。
トイレのドアでは材質やドアノブの種類だけでなく、外開きや内開きなど、これまでの不便さの解消やその他のリフォーム箇所との兼ね合いも踏まえておきましょう。
特徴を理解したうえでの便座選び
トイレのリフォームを検討されている方で最も多い「便座の交換」。
現在では各メーカーから様々なタイプの便座が発売されています。
タンクレス便座やタンク一体型便座と大きく2つのタイプに分けられます。それぞれメリットデメリットがありますので、リフォームの目的、範囲によって計画的に行うのがポイントです。
タンクレス便座の特徴
タンクレス便座は凹凸の少ない、つるりとしたシンプルなフォルムのデザインのため掃除がしやすく、サイズが小さいのが特徴です。
狭くなりがちなトイレでも取り入れやすく、トイレ全体の空間にかなりゆとりを生むことができます。
水道直結なので、タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく、連続で流す事ができますので家族が連続でトイレに入る場合でもスムーズです。
手洗い場を別に設けなければいけないので、オシャレなデザインの手洗い器やカウンターのついたトイレにしたいとお考えの方に向いたリフォームケースです。
タンクレストイレは、電気を使って水を流す仕組みです。
停電時は手動レバーや電池式操作など各メーカーによって停電時対策はされていますので断水にならなければ使用可能です。
ただし、タンクレスでは水を貯めておけないので停電時にはバケツに水を溜めて流さなければいけません。
また、ウォシュレット一体型の為、後に新型のウォシュレットに交換したい場合は便座こと新しいものと交換する事になります。
タンク付きトイレの特徴
一方タンク付きトイレは、手洗い付き・無しの選択ができ、手洗い器やカウンターの設置の有無によって柔軟な対応が可能です。
タンクに水を溜めてそこから流す仕組みのため、停電時でも影響なく使用することができます。また、水圧に関係がないので、高層階のマンションでも流れが弱いということもありません。タンクレストイレと比較して価格も低いのも魅力です。
その反面、凹凸が多く隅々まで掃除しにくいこと、サイズが大きく圧迫感が出てしまうことがあります。また、タンクに水が溜まるまで連続して流せないことも理解しておきましょう。
リフォームの目的と明確化、全体のバランスの考慮、特徴を踏まえた便座選びとトイレのリフォームのポイントとして3つ挙げましたがいかがでしたか。
ポイントを押さえたうえでお客様の満足のいくトイレのリフォームのきっかけとなれば幸いです。
水回りのリフォームにも強い藤阪ガスでは、さまざまなケースのトイレリフォームをご提案しています。
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