毎日の食器洗いは地味に労力がいる作業。特に冬場になると冷たい水で手が荒れやすくなりますよね。そこで、水の温度を上げて食器洗いをすると、その月のガス代が気になってしまいます……。
こうした手強い食器洗い問題を解決すべく、食器洗い機の導入を考えている方は多いでしょう。今回は食器洗い機は本当に便利なのか?導入前に知っておきたいメリットやデメリットを紹介していきます。
キッチンで使う食器洗い機は本当に便利で楽なの?
食器洗い機を導入すれば、機械に食器を並べて入れるだけで洗浄を行ってくれます。毎日の食器洗いで手荒れが気になる方も、食器洗い機なら自動で洗ってくれるので、湿疹が悪化することはありません。
また、これまで食事の後片付けにかかっていた時間が必要なくなるので、スキマ時間にほかの家事や趣味に時間を割けます。タイマー機能がついた製品なら、寝る前にセットして起きたら食器がピカピカになっているのでとにかく楽です。
しかし、食器洗い機には便利な反面、利用するうえで面倒な点も多いようです。それでは、これから食器洗い機を導入する予定の方は、どのように選べばいいのでしょうか?
自分にあった食器洗い機はどう選ぶ?
自分にあった食器洗い機を選ぶときは、どんなメリット・デメリットがあるのか把握することが重要です。自宅で食器洗い機を導入した方が良い環境かどうか知っておけば、導入後のトラブルを回避できます。導入した後に失敗した方は、メリットやデメリットを把握せずに購入したケースが多いです。
どのメーカーの食器洗い機が良いのか判断する前に、食器洗い機全体のメリットやデメリットを確認しておきましょう。
キッチンに食器洗い機を導入するメリットを紹介!
それでは、キッチンに食器洗い機を導入するメリットから紹介していきます。メリットを知れば食器洗い機を導入した方がいい環境かどうか理解できるでしょう。
高温洗浄で清潔な状態が保てる
食器洗い機は高温の水で洗浄を行います。頑固な油汚れも高温洗浄が綺麗さっぱり流してくれるのは大きなメリットです。また高温洗浄は殺菌能力が高いので、雑菌が口に入る心配も少ないです。雑菌が繁殖しやすい夏場でも食中毒などを気にせずに食事ができます。
また乾燥された食器類なら、布巾についた独特の臭いが移ることもありません。衛生的によく臭いも解消できる点は大きなメリットといえるでしょう。
自動で洗ってくれるので時短できる
食器洗い機はスイッチを押せば洗浄を開始してくれます。当たり前ですが、洗浄中は何もしなくて良いので大きな時短となります。本来なら食器を洗っている時間を、ほかの作業に回せるのは忙しい毎日とってメリットです。
また多くの食器洗い機にはタイマーがついているので、夜中や早朝、夕方など時間を指定した洗浄もできます。例えば、昼ごはんを食べた後にお出かけする際も、夕方からタイマーをセットしておけば、帰宅後に食器洗いが完了しています。
手荒れを回避できる
冬場の食器洗いの大敵といえば手荒れ。夏場は乾燥していないので荒れにくい方は多いですが、冬は乾燥がひどいため、毎日の食器洗いによる手荒れは悩みの種です。そんな手荒れも食器洗い機なら気にする心配ありません。
食器を機械に入れて取り出すだけなので、水洗いをする機会は少ないです。一部の食器洗い機では軽く洗浄する予備洗いが必要なものもありますが、本格的に食器洗いするよりは少ない時間で済むので手荒れしにくいです。
キッチンに食器洗い機を導入するデメリットを紹介!
続いて、紹介するのは食器洗い機を導入するデメリットです。便利で楽チンというイメージの裏に隠された、知られざる食器洗い機のデメリットを紹介していきます。
食器洗い機自体が大きいので場所をとる
いわゆるキッチンに初めから付いている「ビルトイン型」を除いて、基本的に食器洗い機は「据え置き型」です。これから食器洗い機の導入を考えている方のほとんどが据え置き型の導入となるでしょう。この際に、キッチンに食器洗い機を置けるスペースを確保する必要があります。
広々としてキッチンなら食器洗い機を置けますが、日本の住宅事情を考えるとキッチンはそこまで広くありません。海外のようにアイランド型のキッチンは少ないので、食器洗い機を配置するとキッチンスペースが狭くなります。キッチンが狭い方にとっては食器洗い機の配置で窮屈に感じるかも知れません。
どんな食器でも洗えるわけではない、洗い残しもある
食器洗い機を利用する際に気をつけたい点は、すべての食器に対応していないこと。食器の中には食器洗い機の使用が不可になっているものがあります。自宅に食器洗い機対応ではない、食器が多い方の場合、導入してもメリットが感じられないでしょう。
また食器洗い機の性能によっては洗い残しが起きる場合や、水気が残る場合があります。導入したからといって、完璧に食器洗いの工程が省けるわけではないので、この点は注意してください。
製品によってはある程度の電気代が発生する
食器洗い機の導入によって下がるコストは、水道代、そして冬ならガス代です。この2点が下がるのは大きなメリットですが、食器洗い機の導入によって新たに電気代が発生します。食器洗い機の性能や利用頻度によりますが、水道代とガス代を合わせた料金を電気代が超えることもあるので注意しましょう。
また食器洗い機を利用する場合でも多少の水を利用します。水道代がゼロになるわけではないので、食器洗い機を利用した場合の費用も計算したうえで導入を考えましょう。
まとめ
食器洗い機は本当に便利なのか?を紹介しました。食器洗い機の導入を考えている方は、自動で洗ってくれる以外のメリットやデメリットを確認して、改めて導入するか考えてください。食器洗い機は決して安い買い物ではないので、よく製品を比較、吟味して購入を決めましょう。